今日も一杯語らせて⑪ 三千盛

「三千盛は、“辛口”の定義を変えてくる。」
こんにちは。日本酒のラベルは「読み方が難しいほど美味い」と信じてるスタッフAです。
今日は、知る人ぞ知る名酒――**三千盛(みちさかり)**について語らせてください。
■ 「辛口」とは何か、を再定義させられる。
「三千盛は辛口だよ」って言われて飲んでみた。
確かにシャープ。でも、舌が痛くなるような鋭さじゃない。
むしろ、水みたいにスッと入って、あとからふわっと旨味が返ってくる。
これが…これが本物の“キレ”ってやつか…。
■ 岐阜が生んだ“ミネラル系ドライ日本酒”
三千盛は、岐阜県多治見市の老舗蔵「三千盛酒造」が生んだ一本。
特徴はなんといっても、
• 超辛口だけど、飲み口が澄んでる
• 食中酒として抜群のバランス感
• 純米大吟醸なのに、スイスイ飲める罪深さ
つまり、味が主張しないのに“品格”が残る酒。
■ 料理と合わせるなら?
• 白身魚の刺身
• 塩だけで焼いた焼き鳥(せせり、ささみ)
• 湯豆腐・塩昆布キャベツ・冷奴(レモンのせ)
濃い味じゃない料理にそっと寄り添って、
一口目の余韻を、もう一度“味わわせてくれる”不思議な存在です。
■ 常連さんのひとこと
「三千盛、言うなれば“無口な参謀”って感じだな」
「表には出ないけど、仕事は完璧なやつ」
…分かりすぎて泣いた。
■ まとめ:三千盛は“透明な自信”を持つ酒
キラキラしてない。
派手な香りもしない。
でも、飲み終わった後に「あれ、美味かったな」って思い出す酒。
気取らず飲めるのに、心にはちゃんと残る。
そんなお酒、そう多くはありません。
ではまた次回、
「獺祭39は、“わかりやすく美味しい”の最高峰。」でお会いしましょう🍶
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